この記事はこんな方におすすめ
高配当投資に興味がある
米国株投資をしてみようか迷っている方
SPYDがどんなETFなのか知りたい
いつもお世話になっております、酒好き投資パパです
米国高配当ETF『SPYD』について一緒に学びましょう
僕の今後の投資対象です
米国高配当ETF『VYM』『HDV』『SPYD』の比較記事も下記にありますので合わせてお読みください
SPYDとは
アメリカマサチューセッツ州ボストンに本社を構えるステート・ストリートが運営する米国市場に上場している投資信託です
ステート・ストリートはバンガードやブラック・ロックなどの大手ETF運用会社と肩を並べる企業です
SPYDの特徴
S&P500の高配当上位80社に投資ができる
他高配当ETFと比較しても利回りが高い
他高配当ETFと比較しても1株あたりの価格が安い
景気敏感セクターに比重が大きい
投資銘柄はS&P500の高配当上位80社
S&P500の高配当上位80社に約1.25%づつ均等に分散投資をするETFです
SPYD構成銘柄上位10社
画像引用元:Bloomberg 2021.2.23時点の構成銘柄です
高配当上位を選別して組み入れる為、聞きなれない会社も上位に入ってきます
上位3社を紹介します
1位『ホーリーフロンティア』は石油製品の 精製、輸送、貯蔵、販売をモンタナ州やメキシコ北部でおこなっている企業です
2位『ジーゲイト・テクノロジー』はハードディスクドライブ・メーカ ーでオンラインバックアップ、データの保護およびリカバリーソリューシンなどを含むデータ保存サービスも提供する企業です
3位『バレロ・エナジー』は米国、 カナダ、カリブ海のアルバで精油所を所有・経営する石油会社です
上位3社の内2社が石油関連企業でガッツリ景気敏感セクターに投資しています
SPYD構成セクター銘柄
画像引用元:ステート・ストリート 2021.2.19時点のセクター比率
金融、不動産、エネルギーの上位3セクターは超高配当ですが超景気敏感株です
その為、コロナショック後の株価の戻りが遅い原因はここにあります
SPYDの経費率、設定日
ご覧の通り、有名な米国高配当ETF『VYM』『HDV』と比較しても0.01~0.02%の幅しか変わらない為経費に関しては差が無いと考えていいでしょう
『SPYD』を100万円分1年間運用しても掛かる経費は700円で他と比べても微々たる誤差100円200円ほどです
設定日に関して『SPYD』は5年足らずと、比較的若いETFなのでこれから実績を積み重ね、強いETFになってくれる事にこれからに期待したいです
株価の安い今の内に投資をするのも一つの手だと思います
決して上がる保証はありませんが!
他米国株高配当ETF、VOOとの直近1年の比較
直近1年間のパフォーマンス
SPYD: -5.68% 折れ線水色
HDV: -4.59% 折れ線ピンク
VYM: +3.32% 折れ線青
VOO: +16.41% 折れ線紫
VOOとは
今回紹介しているSPVDの構成銘柄であるS&P500に連動を目指すETFです
SPVDはS&P500の高配当上位80銘柄に対しVOOはS&P500全体に連動します
画像をご覧の通りSPYDはコロナショックからの戻りが1番遅くなっています
その原因はS&P500高配当80銘柄に投資をしているからで、高配当銘柄の多くは景気敏感株で主に金融、エネルギー、不動産などになります
尚且つSPYDは均等投資の為、リバランスの際に高配当になっている銘柄に入れ替えます
コロナショックの様な暴落があった際は株価が下落し表面上の配当利回りが上昇した銘柄を組み入れる為株価の戻りも遅くなってしまします
この様にどうしても株価事態の戻りは遅くなってしまいますが配当金自体は常に高い銘柄に投資をする為僕達投資家が受け取れる配当金は高くなります
注意点としては組み入れ銘柄が減配してしまうリスクも大いにあり、SPYDの配当金も実際下がっています
減配した銘柄はリバランスの際に除外されますので高配当率に関してはやはり他の高配当銘柄より高い水準を保つことが出来ます
SPYDとVOOの比較
同じS&P500に連動するETFとは言えVOOはコロナ禍で爆発的に売り上げが伸び、株価が堅調だったハイテクの比重が高い為がっつり株価が値上がりしたことがわかります
ただVOOの配当金は1%ほどに対してSPYDの配当金は4~6%
どちらに投資をするかは非常に難しいところではあります
あなたの投資スタイルに合わせて判断することをおすすめします
株価の値上がりに期待するならVOO
配当金がたくさんほしいならSPVD
注意点:VOOの株かは350USD程度なのでSPYDの約10倍近い費用が必要になります
SPYDに投資をするメリット
他の高配当ETFより配当率(利回り)が高い
比較的1株辺りの価格が安い
市場が堅調であれば株価事態の値上がりにも期待できる
VYM、HDVとの配当利回り比較
VYM、HDVと比べると配当利回りが圧倒的に高い事がお分かりになるかと思います
少しぐらい配当金が減ったとしても圧倒的な高配当
個別銘柄でも6%近い配当金を出す会社は限られている中、SPYDは80銘柄に分散しながらこの利回りを実現しています
SPYDは株価が安い
ご覧の通りSPYDだけ飛び向けて安価で、VOOと比較すると約10分の1程度で購入する事が出来る為投資をこれから始める方や資金があまりない方でも気軽に投資が出来ます
1株だけ買ってみてもいいと思います
日本株と違い米国株は1株単位での取引ができるから
価格は2021.2.27時点、株価はUSDになります
長期的には株価の値上がりにも期待できる
100年間のチャートでわかる通りS&P500はしっかり右肩上がりに成長しています
SPYDは2015年設定とまだまだ若いETFの為、値上がり事態はこれからと言いたところはありますが、過去の実績通りに市場が成長していけばSPYDも必然的に成長していくはずです
その根拠は過去10年間でSPYDの元指数はS&P500をアウトパフォームしていた実績があります
SPYDのデメリット
景気敏感セクターの比重が高い
経験がまだまだ浅い
暴落時の下げ幅が大きい
景気敏感セクターの比重が高い
こちらの画像はSPYDの上位3セクターで比重は約56%も占めています
こちらのセクターはコロナショックからの戻りが比較的遅かったセクターです
それでも配当利回りだけで見れば最も高い3セクターとも言えます
SPYDの設定日は2015年
VYMやHDVと比べれば設定からまだまだ日が浅いので過去のデータから株価の予想が出来ないデメリットはありますが未だ成長過程で今後成長していく期待は大いに持てます
若いと言っても純資産残高は約28憶USD(2021.2.27時点)もの資金がある為、償還リスクもまず無いと断言できるレベルです
暴落時の下げ幅が大きく戻りも遅い
暴落時に関してはどうしても景気敏感セクターの多いSPYDは下げ幅も大きく戻りも遅くなってしまいますが高配当が売りの組み入れ銘柄なのでその点は許容範囲として受け入れ
長期的にコツコツ買い増して複利運用する事をおすすめします
SPYDの配当金権利確定日、支払い開始日
2017年から増配を続けていましたが2020年コロナショックにより減配となってしまいました
減配でも評価できる点は2018年の配当金よりも高い配当を出してい部分で、SPYDは設定来の最低価格が2016年に着けた27USD(コロナショック時を除く)でそこから着実に右肩上がりでした
そんな中起こったコロナショックでは22USDまで下落し約1年間経ちますが最高値を更新する事が出来ていません
それでも一昨年以上の配当金を出していることは評価できる点だと思います
減配はSPYDの特徴である配当が高い80社と言うのが原因で暴落による組み入れ銘柄の減配が響いた結果です
ただSPYDは毎年2回のリバランスを行っており1月と7月に実施しています、2020年度に減配し利回りが低下した銘柄は今回の1月のリバランスで除外され、新たに高配当銘柄が組み入れられています
2021年2月現在S&P500は着実に最高値を更新しています、今後の増配にも大いに期待できるのではないでしょうか
SPYDは年に4回の3月、6月、9月、12月の四半期ごとに分配金がでます
過去の実績を見るに、分配支払い月の第三金曜日が権利確定日になっている様です
配当の権利を得るには、権利落ち日の前日から遡って4営業日前に株を購入しておく必要があります
まとめ
ここまでの印象では多少デメリットが多く感じられるSPYDですが他米国高配当ETFのVYM、HDVと比較すると1株辺りの株価は圧倒的に安い為、投資資金に余裕が無い方や投資をこれから始めてみたいと考えている方におすすめです
S&P500高配当80社均等投資と言うことで高配当銘柄にしっかり投資する事が出来、リバランスで高配当でなくなった銘柄は除外する為、高い配当を維持する事ができます
僕も今度投資をしていくつもりです
僕自身まだまだ投資にまわせる資金も少なく色んな銘柄に投資がしたい気持ちが強いので比較的安く且つ高配当のSPYDは投資対象です
今後SPYDに投資を始める際は債券ETFも同時進行で購入していくつもりで、SPYDで攻めつつ債券ETFで守りをキッチリガードしていくつもりです
最後まで当ブログを読んで頂きありがとうございます
ここまで読んで頂けた方は多少なりと投資に興味がある方だと思います
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