今回は金に投資が出来る米国ETFの【IAU】について一緒に知識を深めましょう
金のETFと言えば【GLD】を良く耳にすると思います、その理由は金ETFの中で運用資産額が一番多く、1300以上ある米国ETFの運用資産残高でもトップ20位が常連のETFだからです
ただ【IAU】も負けてはいません!金ETF運用資産残高2位です
特に【GLD】よりも経費率が安く、1株辺りの価格も【GLD】170USD前後に対しIAU35USD前後で5分の1程度なので少額からでも比較的安心して金投資を始める事が出来ます
金に投資する理由
始めに金に投資する理由をお伝えします
直ぐに概要が知っりたい方は目次から飛んでください
金は長期的に見て右肩上がり
画像引用元:GoldPrice|最新の価格もこちらから見て頂けます
上記画像は約50年の金価格のチャートになります
1980年ごろに当時最高値を付けてから約30年間価格は低迷していましたが長期的に見てしっかりと価格は右肩上がりになっています
今後も金が右肩上がりに成長する保証はありませんが、金の埋蔵量は24万トンと言われており、現在の発掘量はは19万トンと残りの発掘量4万トンでその多くが発掘困難な場所にあると言われています
このことから需要と供給のバランスから今後も金価格はあがっていくと考えられています
金価格は紙幣価値と逆相関の関係にある!特にUSD
上記画像は2020年1年間のドル/日本円と金価格の価格変動率比較チャートになります
青の🔲がコロナショックの暴落期間でドルが下落している間金価格は上昇しています
コロナショックが起こり急激に逆相関になってから一度同じ様な動きに戻り、その後ドルがじりじり下がっていく中、金価格は大きく上昇している事がお分かりいただけると思います
この様に株式市場やドルが暴落しているとき金を売って割安になっている株を購入し市場が正常化した際に株を売却して金を買い戻すローテーションは非常に良い資産運用です
分散投資且つインフレヘッジ
金はコモディティーの位置になっています
長期投資は資産をより多くに分散する事でリスクを限りなく抑える事が重要です
投資と言えば株ですが債券や金はもちろん現金も分散の一部になります
より多く、できる事なら時間も分散する事がおすすめです
分散投資では現金も一部だと言いましたが現金はインフレによる価値の低下リスクもあります
ITバブルやリーマンショック、コロナショックなど株式市場が30%以上下がる暴落が20年間で3回も訪れた事で各国の中央銀行が金融緩和を行った結果、市場に現金が溢れている状況になっています
金融緩和は今後も継続されることからいつ物価が急騰するかわかりません
これ以上現金が増えると去年まで100円で買えていた物が今年は200円になるなんて事も起こりえます
そんな時銀行にある100万円は50万円の価値になったも同然です
現金はいくらでも増やせますが金は埋蔵量に限りがある為大きく価格が変わりにくく、紀元前ジプト文明から価値が認められ通貨としても使われてきた歴史からその価値がなくなるとは考えられません
この様な事からポートフォリオの一部に金を組み入れる事がおすすめで総資産の5%~10%程度金に投資してみるといいでしょう
【IAU】の概要
運営会社『BlackRock』
世界ナンバー1の資産運用会社はこの記事で紹介する【IAU】を運用している『BlackRock』です
投資をしている方なら一度は耳にしたことがある『iシェアーズ』ブランドを運営しています
良く聞くiシェアーズETFは『IVV』『AGG』などです
【IAU】ベンチマーク
ベンチマークはLBMA午後金価格
費用控除前ベースにおいて、金現物の値動きに連動する投資成績を追求します
【IAU】経費率
経費率は0.25%と金ETFの運用資産残高1位の【GLD】よりも0.15%安くなっています
配当金の無い金ETFに投資してキャッシュフローがマイナスになってしまうのでは!?
マイナスになるぐらいなら現物の金を買えば良くないですか
俺は大きな間違いで現物の金投資には購入、保管、盗難リスクなどコストが思いのほかかかるので、ETF経費の方が負担が少ないと考えられています
経費率も安いETFがたくさんできているので個人投資家の僕達からするとホントにありがたいですよね
【IAU】設定日
設定日は2005年1月21日と【GLD】より3カ月後発にスタートしました
後発だった事で経費率を安く設定し投資家を確保できるよう企業努力もしっかりとしています
【IAU】どこで買えるのか!?
日本の主要証券会社で購入する事が出来ます
目次の最後欄か一番下にスクロールして頂ければおすすめの証券会社があるので良ければ詳細を見てください
SBI証券で購入するなら他の証券会社よりお得に購入する事が出来ます
お得に購入する方法は下記の記事をお読みください
【IAU】運用資産残高
2021年6月4日時点の運用資産残高は約3.3兆円と米国金ETF堂々の第2位につけています
僕は【IAU】ではなく【GLDM】の金ETFに投資をしています
【IAU】運用実績
ご覧の通り設定来のリターンは8%~9%とインデックス投資の平均リターンが4%~7%と言われている中、配当金の無い金で驚異のリターンと言えるのではないでしょうか
今年前半金のパフォーマンスは少し苦しい状況が続いていましたが5月に入りインフレ警戒や仮想通貨の暴落により資金が金に流れ、一年間のリターンもプラスになりました
こちらのチャートは【IAU】の設定来の価格チャートになっています
配当の無い金ですが右肩上がりに成長し設定来の価格から約4倍成長しています
埋蔵量に限りのある金はその希少性から価格が安定し、今後も上がっていく事と考えられています
現在金の発掘量は約19万トンで残りの未発掘分が約5万トンと言われています
まとめ
金は分散やインフレによる紙幣価値低下の為に投資する事をおすすめします
ただ現物の金を保有する事は色んな面で面倒なので、ETFで投資ができる【IAU】は非常におすすめで純資産も米国金ETFの中で2位と非常に安心して投資する事が出来ます
価格も比較的安くNISAの枠を使いきるのに買ってみるのもいいと思いますし、配当がまっだあまり多く受け取れていない方もドルで持っておくより【IAU】で運用し価格が上がった際に売却し、株や債券を購入してみるといいと思います
1円でも経費率を抑えて金に投資したいという方には【GLDM】がおすすめです
金ETFを運営している投資会社は実際に金を現物で購入している所も安心できるポイントです
金はUSDと逆相関の関係にある為カウンター狙いの短期投資も面白い投資戦略です
最後に金は配当もないのでポートフォリオの5%~10%程度投資する事がおすすめです
株式投資の始め方や僕にわかる範囲でのアドバイス、相談はTwitter(@sakezukitousipp)で受け付けていますのでお気軽にDMください
本ブログでご紹介する銘柄などは客観的な基準に基づき抽出したものであり、個別の銘柄の売買を推奨するものではありません!投資にあたっての最終決定は自身の判断でお願いしますね!酒好き投資パパもいつも自己判断で投資をしております
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます
最後まで読んでくださった方は投資について興味、勉強していると思います
そんな方にお勧めの、知識がより深まる記事が下記にありますので合わせてお読み頂ければ幸いです
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