お世話になっております、酒好き投資パパです
投資を始めると誰しもが考える高配当投資、そんな時に株価も成長している米国高配当ETFは如何でしょう!?
この記事の内容
米国のETFとは
高配当ETFのメリット、デメリット
各銘柄の特徴
高配当ETFおすすめ3銘柄
この記事の結論
幅広く分散して高配当を狙う方はVYMに投資
安定且つ健全に高い連続増配を期待する方はHDVに投資
投資資金は少ないが高配当銘柄に投資したい方はSPYDに投資
僕のおすすめは幅広い銘柄に投資ができるVYMです
詳細は下記に順を追って解説しています
米国のETFとは
米国の証券取引所に上場している投資信託で、個別銘柄と同じようにリアルタイムで売買する事が可能です
S&P500や債券、EVなどの特定の指数に連動するものです
1つの銘柄に投資するのではなくS&P500に連動するETFなら、組み込まれている銘柄すべてに投資するることが出来る為、広く分散投資をすることが出来ます
色んな個別銘柄を自分で選び、投資することは大変ですし資金も足りないはずです
なぜかと言うとネット通販最大手Amazonを1株買うだけで30万円以上の資金が必要になります
その点ETFは株の福袋の様な物なので1袋(1株)購入するだけで組み入れ銘柄全てに投資する事が出来ます
米国高配当ETFのメリット
高配当ETFに投資をするメリットはたくさんありますが、しいて上げるならば以下の様になります
安定した高い配当金
米国ETFは純粋な株価の値上がりにも期待できる
上場廃止(償還)リスクは極めて低い
安定した高い配当金
米国株の高配当銘柄に幅広く(数十~数百の企業)投資をすることで高い配当金を維持する事ができます
高配当銘柄は公共事業や通信事業などが代表的で、市場規模がある程度成熟している為、設備投資に資金を回すよりも株主還元に予算を回すことが出来る事から高い配当金を支払う事が出来ます
悪い意味では企業は成長鈍化になっていますが公共事業などのインフラはなくてはならない為売り上げも安定し配当も安定します
米国ETFは純粋な株価の値上がりにも期待できる
米国株の有名な指数S&P500は100年間で30%以上の暴落を8回経験していますが全てにおいて過去最高値を更新しています
画像はTradingView引用
1929年8月~1932年6月:-86% 【世界恐慌】
1937年2月~1938年3月:-53%
1968年11月~1970年6月:-33%
1972年12月~1974年9月:-46%
1987年8月~1987年11月:-34% 【ブラックマンデー】
2000年3月~2002年10月:-49% 【ITバブル崩壊】
2007年10月~2009年3月:-56% 【リーマンショック】
2020年2月~2020年3月:-34% 【コロナショック】
この様な暴落があっても成長をしていってます
注意点:高配当銘柄は市場がある程度開拓されている為、急成長する可能性は低いですが実績通り推移してくれればゆっくりではありますが株価も成長する見込みです
上場廃止(償還)リスクは極めて低い
個別銘柄であれば業績の低迷などで上場廃止のリスクはありますがETFは数十、数百の企業に幅広く投資をしている為上場廃止になる事はまずないと言えるでしょう
業績の悪い企業は組み入れ銘柄から排除される為
米国株高配当のデメリット
上記の様にメリットはたくさんありますがもちろんデメリットもあります
配当金に毎回税金がかかる
株価の高い成長は望めない
減配のリスクあり
為替リスクあり
配当金に毎回税金がかかる
配当金を受け取る度に下記税金がかかってしまいます
アメリカ現地税10%、復興特別所得税15.315%、住民税5%、合計30.315%
アメリカ現地税は確定申告で取り戻すことができます
株価の高い成長は望めない
GAFAMをはじめとするIT成長企業の様な高い成長は見込めません
現在の成長企業は利益を配当で還元するのではなく設備や研究、技術に投資をして企業をどんどん成長させています
それとは逆に高配当企業は配当金で株主に還元しています
なぜなら高配当銘柄の多くは事業がある程度成熟している為設備投資をしても収益を大きく伸ばすことは難しい為、株主還元に回しています
減配のリスクあり
個別銘柄で良く耳にする連続増配、これに関して企業なら『どんな事をしても増配するんだ』の様なプライドがありますがETFの場合は投資している銘柄から出た配当金に応じて分配金を設定している為、暴落時などは特に減配のリスクは大きくなります
為替リスク
こちらに関しては国内個別株や国内ETF、国内投資信託以外の商品を売買する際、すべてが為替リスクの対象になります
外貨を円に交換する際に発生するのでそのままの通貨で保有すれば為替の影響はありません
為替リスクとは円に対して外貨の価値による変動です
1万円が100ドルの時もあれば1万円が80ドルになる事もありますし1万円が150ドルになることもあります
おすすめ銘柄:VYM
名称 バンガード・米国高配当株式ETF
組み入れ銘柄数 400社以上(現在は410社)
配当利回り 3.40%
経費率 0.06
株価 95.23USD
設定日 2006/11/16
VYMはバンガード社が運営する、米国高配当銘柄に投資をするETFです
平均以上の配当を出す個別株で構成されているFTSEハイディビデント・イールド指数に連動するETFで、時価総額加重平均で保有銘柄の比率を計算します
上位10銘柄の総資産に対する保有割合 24.1%
VYMは400社以上に分散投資ができる高配当ETFで、セクター上位1金融2位ヘルスケア3位生活必需品
他の代表的な高配当ETFに比べ、多くの銘柄に分散投資することができますし、今回紹介いている3銘柄の内リーマンショックを唯一経験してしている為、暴落時にもしっかり耐え抜く実績がしっかりあります
経費率0.06%と格安で100万円運用しても掛かるコストは年間600円と流石のバンガードです
おすすめ銘柄:SPYD
2021.2.12時点
名称 SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
組み入れ銘柄数 80銘柄
配当利回り 6.74%
経費率 0.07%
株価 35.99USD
設定日 2015.10.21
SPYDはステート・ストリート社が運営するS&P500配当利回り上位80社に投資するETFです
各社の比率を1.25%にするよう1月と7月の年2回リバランスしています
米国の選ばれし500社の株価に連動する指数で、昨年末『テスラ』が新たに組み込まれました
SPYDの銘柄にはテスラは入っていません
可の『ウォーレンバフェット』が奥さんに、自分が死んだらS&P500に投資をしなさいとまで言わせるほど堅実なリータンを出しています
SPYDはS&P500の高配当上位80社なのでコロナショックの様な暴落時には利回りの高い金融や不動産などの景気敏感セクターにもしっかり投資している為、株価の下落には影響をしっかり受けてしまいます
おすすめ銘柄:HDV
名称 iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
組み入れ銘柄数 75銘柄
配当利回り 4.11%
経費率 0.08%
株価 89.95USD
設定日 2011.3.31
HDVはブラックロック社が運営するETFで、モーニングスター配当フォーカス指数に連動します
米国の97%の構成銘柄の中の、財務の健全性と持続的に平均以上の配当金を支払う事の出来る銘柄で構成されています
組み入れ銘柄上位を見てもわかる通り、高配当且つ連続増配銘柄で有名な企業で構成されています
財務の健全性や配当金を支払う能力を見て投資をしている為、HDVもしっかり配当金を支払う事が出来ます
3銘柄の配当金実績
VYMは他2銘柄と比べても運用実績も長く、リーマンショック、コロナショック、2度の暴落を経験した実績もあり、株価も最高値をしっかり更新しています、分配金も僅かですがしっかり増配してくれています
SPYDは見事に減配でした
まだまだ経験も浅く、特に配当金の高い80銘柄均等投資なので景気敏感株も多い為、株価事態の戻りも厳しくなります
HDVは財務の健全性や配当金を支払う能力が高い企業を選別して投資している為、暴落時でも見事な増配率になっています
まとめ
投資資金が少ない方はSPYDが1番の候補になるかと思いますがやはり景気敏感銘柄にがっつり投資している為、暴落時に影響を受けやすくなります
やはり高配当投資をする目的は、配当金再投資の複利パワーをしっかり活かす投資だと思います
その為しっかり安定した配当金が重要だと僕は考えるので、VYMもしくはHDVに投資する事をおすすめします
これまで米国高配当ETFを紹介してきましたが為替リスク、米国現地税が要らない日本の高配当銘柄に投資する事も視野に入れてみてください
日本企業高配当トップ10銘柄の記事を下記に記載しますので合わせてお読みください
米国高配当投資に興味わきましたか!?
米国株を購入する際円で購入すると1ドル辺り25銭の手数料がかかりますが6倍お得に購入する方法があります
詳しい記事は下記に記載しています
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