この記事は金に投資ができる投資信託3銘柄を比較した記事になります
投資をされている方はよく分散を考えると思います
そんな時に金は非常におすすめです
特に金は埋蔵量も限られていますし、紀元前のエジプト文明から価値が認められ、通貨としても使われていました
金は株式相場の暴落時や政治リスクにも非常に強く、インフレにも強い安定資産です
この記事の内容
金投資信託に投資する理由
金投資信託3銘柄比較
各投資信託の詳細
金投資信託のメリット、デメリット
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金投資信託に投資する理由
投資をしていくと徐々に分散投資の必要性に気付いてきます
株式に投資し、安定分散の為に債券に投資をする事を考え、投資をする人もいるでしょう
そこから次に分散投資に良く上がるのがコモディティー投資で仮想通過や金属、穀物などが主になります
その中でも安定した資産運用に最も最適なのがこの記事で紹介する金投資になります
基本的に金は株式、通貨価値と逆相関の関係に価格が推移します
株価暴落時、利回りの低下している業況でわざわざリスクを取って株式投資をするぐらいなら発掘上限が決まっている金に投資をした方がよっぽど増しですよね
逆に市場が堅調で株価も上がり、配当金も増配するなど、好景気の時にあえて配当金の無い金に投資をする理由はないですよね
特に金はインフ対策に有効で、2021年4月現在金の発掘量は19万トンで未発掘の金は残り5万トンと金は上限が決まっています
紀元前のエジプト文明から価値が認められている金は大きく価値が下落する可能性は少ないです
現在市場に流通しているお金はボタン一つでいくらでも発行できますし、株式や債券に関してもいくらでも増やす事が出来るのでその価値が下がってしまう事は容易です
これらを踏まえて金はコツコツ長期にわたって、つみたて投資する事で資産の安定化を図る事が出来ます
米国株投資をしている方なら金投資で良く聞くのがETFの【GLD】【GLDM】【IAU】などだと思います
上記ETFは超有名、人気で運用資産残高も高く経費も安く1株から運用する事が出来ます
なぜこれらのETFではなく投資信託なのかと言いますと、上記ETFに投資しようとすると、ドルで買い付けする必要があります
円をドルに換える際に手数料が発生します(1ドルあたり0.25円楽天証券やマネックス証券など)
更に為替の変動リスクもあるので米国ETFの場合は注意が必要です
投資信託であれば日本の証券取引所で取引する事が出来るので日本円で投資ができるので、ドル転の手数料もいりません
メイン投資が米国や米国金ETFに興味がある方は下記記事を参考にしてください
投資信託にするもう一つの理由は空売りするときです
現在日本の主要ネット証券会社(SBI証券や楽天証券など)では外国株や海外ETFを空売りすることができません(2022年7月を目途に外国株の空売りもできる様になるそうです)
空売りは短期で利益を出すチャンスです
日本の取引所で取引している投資信託であれば売りから入る事もできる為、投資したくはおすすめです
金投資信託3銘柄比較
それで比較していきましょう
2021年8月31日時点を基準にしています
純金上場信託(1540) | SPYDゴールド・シェア受益証券(1326) | NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328) | |
最低取引価格 | 6100円 | 18650円 | 50600円 |
運用会社 | 三菱UFJ信託銀行 | ワールド・ゴールド・トラスト・サービシズ・エルエルシー | 野村アセットマネジメント |
信託報酬 | 0.44% | 0.4% | 0.55% |
分配金 有無 | なし | なし | 年1回 |
純資産 残高 | 1,553億円 | 64,121億円 | 89億円 |
続いて価格の変動率の比較チャートをご覧ください
青色線:純金上場信託(1540)
桃色線:SPYDゴールド・シェア受益証券(1326)
緑色線:NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328)
1328のパフォーマンスが少し劣っていますが、同じ金価格に連動しているので変動率はほぼ同じです
各投資信託の詳細
比較した3種の金投資信託の詳細をご紹介
2021年8月31日時点のデータになります
純金上場信託(1540)
国内の金理論価格と連動を目指す投資信託です
通称『金の果実』とも呼ばれています
一定の受益権利口数を保有して入れば、受益権と引き換えに貴金属地金の現物を受け取る事もできます
皆さんご存じ【eMAXIS Slimシリーズ】を運営する三菱UFJ信託銀行が運営、管理しているので大手証券会社ではほとんどが取り扱いしています
他2銘柄と違い1口単位で取引ができるので気軽に少額から投資する事が出来ます
SPYDゴールド・シェア受益証券(1326)
金地銀(ロンドン金価格)に連動を目指す投資信託です
ちなみに米国金ETF【GLD】と同じで、日本ではSPYDゴールド・シェア受益証券(1326)で日本円で投資する事が出来ます
純資産が多いのは【GLD】の分も含まれているからです
運営は安心安全の『STATESTRE』で、一番初めに金ETFとして運用が開始されたのがこちらの投資信託(ETF)です
NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328)
円表記の金価格に円換算為替レートに乗じて得た額を、1グラム当たりの価格に換算して算出した価格に連動を目指す投資信託です
3つの投資信託の中で最低取引価格が一番高額ですが利益が出た際は分配金があります
分配金に関してはあまり期待しない方がいいと思います
金を投資信託で投資するメリット
投資信託で金に投資するメリットがいくつかあるのでそれらを踏まえて投資するか考えましょう
盗難、紛失の心配がいらない
金投資には現物投資があり、現物投資をすると盗難や紛失、管理場所などいろいろな問題が出てきます
投資信託ならこの様な心配は必要ありません
米国ETFだとドル転コストや為替リスクがある
金投資で有名なのが米国ETFの【GLD】や【IAU】がありますが、これらの購入にはドルが必要で、ドル転する際の手数料や買い付け手数料もかかってしまいます
更に売却後のドルを円に買える際にも手数料が発生してしまいます
投資信託ならこれらのドル転などの手間、コストは必要ありません
流動性が高い
金投資信託は証券取引所で売買されている為簡単に現金化する事が出来ます
現物の金だ売買するのは面倒です
大量に持っているとそれこそ大変で買い手を探さないといけませんし、多いと重量も重くなるので大変です
その点、投資信託はPCやスマホで売買が完結します
株式相場と連動が比較的しにくい
株に投資をしていると企業の業績やリーマンショックなどで急激に資産が低下してしまうリスクがありますが金は紀元前のエジプト文明から価値が認められており、埋蔵量に限りがある為、価値が急激に低下する事はありません
特に市場の暴落時は金価格が上昇する傾向があるので資産安定を図る事が出来ます
インフレーションに強い
インフレーションとは、物の価値が上がり現金の価値が下がる事を言います
物を購入する価格やサービスを受ける価格が上昇するので必然的に以前より多くのお金が必要になります
金は物と扱われる為、インフレーション、物価上昇の際は金の価値も上昇していきます
金を投資信託で投資するデメリット
デメリットも踏まえて投資するか考えましょう
配当や分配金がない
株や債券を保有していると配当金を受け取る事が出来ます
金は基本的に配当金はありません
その理由は金は物なので物自体の価値が変動する事があっても、利益を生むことが無いからです
現物を見る事が出来ない
投資信託を購入しても保有者に実際の金が届くわけではありません(利益を実際の金で受け取る事は出来ます)
なのでキラキラ光る金を眺めたりすることはできません
まとめ
金投資は基本分配金もないので資産を安定させる為の投資か短期的に利益を目指す投資ではないでしょうか
長期投資では資産の5%程、金に投資する事をおすすめします
有名な米国金ETFに投資するにはドルが必要になり、ドル転手数料、更には買い付け手数料など多くのコストがかかってしまいます
それならばSPYDゴールド・シェア受益証券(1326)に投資するのが一番だと思います
GLDと一緒ですからね
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本ブログでご紹介する銘柄などは客観的な基準に基づき抽出したものであり、個別の銘柄の売買を推奨するものではありません!投資にあたっての最終決定は自身の判断でお願いしますね!酒好き投資パパもいつも自己判断で投資をしております
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